シャワーの水圧が弱い原因は給湯器かも

「最近、なんだかシャワーの水圧が弱い気がする」
このようなお悩みはありませんか？
水圧が弱い場合、給湯器に原因がある可能性があります。

そこで本記事では、シャワーの水圧が弱いときは具体的にどのような原因が考えられるのかを紹介します。
給湯器の故障ではないかとご不安に感じられている方はぜひ最後までご覧ください。

シャワーの水圧が弱い原因が給湯器にある場合の例
給湯器以外の原因が考えられる場合の例
シャワーの水圧が弱くなったときはまず給湯器を確認しよう

シャワーの水圧が弱い原因が給湯器にある場合の例

給湯器側で考えられる原因は3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

原因①貯湯式の給湯器を使っている

まず、エコキュートや電気温水器のようにタンクにお湯を貯めて使う「貯湯式」の給湯器を使っている場合は、どうしても水圧が弱くなってしまいます。

ガス給湯器などの「直圧式」と呼ばれる給湯器は水道管から出てくる水を直接温めてお湯にするため、比較的水圧が強くなります。
しかし、貯湯式では、一度タンクに貯めたお湯を出して使うという仕組みの都合上、直圧式よりも水圧が弱くなるのです。

最近エコキュートを導入したご家庭など、直圧式から貯湯式に変えたことで水圧が弱くなったという場合はこのケースが考えられます。
給湯器の故障ではないためご安心ください。

原因②給湯器の号数が小さい

給湯器には、「号数」というスペックの指標があります。
号数が大きいほど、一度に使えるお湯の量が多くなるため、同居している家族の人数が多い場合などは号数の大きいものを選びましょう。

人数が多いにもかかわらず、号数の小さいものを選ぶと、たとえば洗面台とお風呂場で同時にお湯を出している場合などに給湯器の能力が追い付かなくなってしまいます。
結果、水圧が弱くなったり、お湯が途中で出なくなったりすることがあるということです。

この場合は号数の大きい給湯器に交換すると解決します。

原因③給湯器の故障

上記2点のいずれにも当てはまらない場合は、給湯器の故障によって水圧が弱くなっている可能性があります。
故障している機器を使い続けると、水圧以外でも不具合が出てくることがありますので、早めに業者に相談しましょう。

給湯器以外の原因が考えられる場合の例

シャワーの水圧が弱いとき、給湯器以外にもいくつかの原因が考えられます。
こちらも同時にチェックしてみてください。

原因①栓が完全に開いていない

元栓や止水栓が完全に開いていないと、水圧が弱くなります。
それぞれ栓の様子を確認しましょう。

まず、元栓は引っ越しの直後や水道関係の検査があった後に閉められていることがあります。
水道メーターの近くを探して、元栓が閉まっているようであれば開いてください。

止水栓は、水圧をコントロールする栓です。
蛇口の近くについていることがあるため、説明書を見ながら場所を探して、一度全開にしてみましょう。
また、元栓と止水栓を開いているのに水圧が変わらないときは、止水栓の中についているフィルターも確認してみてください。
フィルターが汚れている場合、きれいにすると水圧が復活することがあります。

原因②シャワーヘッドやホースの劣化

キッチンや洗面台などは問題ないのにシャワーだけ水圧弱いというときは、シャワーヘッドやホースに問題があることが考えられます。

シャワーヘッドが詰まっていないか、またホースは長年の使用で劣化していないかどうかを確認しましょう。

これらの部品はホームセンターで購入して自分で交換することができます。
ただし、賃貸にお住まいの場合は貸主負担で交換してもらえる可能性が高いので、一度大家さんや管理会社に連絡してみてください。

原因③水道管からの水漏れ

水道菅の破裂などで水漏れが起きている場合は、必要な量のお湯がシャワーまで行き届かないことで水圧が弱くなってしまう場合があります。
水漏れは、放置すると他の部品に水が付着することで部品の劣化を招くことがあります。
結果、不完全燃焼という危険なトラブルにもつながるおそれがあるため、水漏れが見つかった際はすぐに業者に対応を依頼しましょう。