給湯器は、私たちに生活に必要不可欠なお湯をもたらしてくれる一方、不完全燃焼や火事といった事故を引き起こす危険な一面もあります。
普段の点検やメンテナンスを適切に行うことで、このようなリスクを減らすことができます。
今回は、危険な事故を未然に防ぐために必要な給湯器の点検やメンテナンスの方法について紹介します。
給湯器を安全に使っていくための方法をお調べの方は参考になさってください。
*現在コロナの影響により、給湯器の在庫不足が続いております。給湯器直販センターでは自社の倉庫で常時1,000台以上の給湯器を完備していますので、給湯器交換をお考えの方はぜひご相談ください。
給湯器のメンテナンスを行わないことによるリスク
適切なメンテナンスしておかないと下記のようなリスクが生まれます。
リスク①大掛かりな修理が必要になる可能性がある
日々点検やメンテナンスをして、不具合に気づくことができれば、給湯器が完全に止まってしまう前に、部品交換等で対応できるでしょう。
しかし、メンテナンスを怠ってしまうと、気づいたときには部品交換のみでは済まない大掛かりな修理が必要になることがあります。
リスク②耐用年数が短くなる可能性がある
給湯器の耐用年数は基本的に十年前後といわれていますが、製品個体によりばらつきがあります。
しかし、基本的にはメンテナンスを行い、それぞれの装置に負荷がかからないように気を付けているほうが長持ちする傾向にあります。
リスク③危険な事故を引き起こす可能性がある
給湯器は故障すると内部で発火し、その影響で家が燃え上がってしまう火事を引き起こすことがあります。
また空気の配管に不具合が出て、不完全燃焼を起こし、人が死んでしまう事故を招くケースもあります。
定期的に点検とメンテナンスを行うことにより、このような事故を未然に防ぐことができるのです。
給湯器は時に、危険な事故を引き起こす可能性があるため定期的な点検やメンテナンスを怠らないようにしましょう。
自分で出来る点検・メンテナンスの方法
給湯器の点検やメンテナンスは定期的に欠かさず行うことが重要です。
ここでは自分でできる点検とメンテナンスについて紹介します。
給湯器の点検では五感を使って、異常がないかを確認しましょう。
下記に最低限押さえておきたいポイントを紹介します。
自分でできる点検
- 正常な音に紛れて異常な音が鳴っていないか
- 水漏れなどしていないか
- ガスなどのにおいがしていないか
- 給湯器から煙が出ていないか
- お湯の温度は適切で一定であるか
- 給湯器の周りは十分な空気の循環ができているか
自分でできるメンテナンス
- 機器本体表面の汚れをふき取る
- 水抜き栓のフィルターのつまりを取り除く
- 追い焚き機能がある場合は浴槽の循環フィルターを掃除する
- 空気の循環が十分にできるように給湯器の周りを整理整頓する
給湯器の内部は資格がないと触れることは禁止されているため、手の届く範囲で行いましょう。
法定点検とは
自分で日々の点検や簡単なメンテナンスはできても、本格的な給湯器内部の不具合やメンテナンスは専門業者に依頼をするしかありません。
法定点検とは、法律で定められている給湯器の耐用年数に合わせて、専門業者が行う点検の事を言います。
点検内容は「長期使用商品安全点検制度」と呼ばれる、機械を長く安全に使用するために必要な条件をもとに作られています。
そのため法定点検で問題が無ければ、ある程度安心して使用することができます。
また、法定点検は給湯器を長く利用している場合は必ず行わなければいけません。十年以上使用していてまだ定期点検を実施していない場合は、速やかに業者に依頼しましょう。
法定点検については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
点検依頼の際に準備しておくこと
業者に点検依頼の連絡をする前に以下の準備をしておきましょう。
これらの情報を揃えておくと、手続きがスムーズに進みます。
点検依頼の際に準備したほうがよい内容
- 製品名、製品番号を控えておく
- 不具合がある場合は、その症状を具体的にまとめておく
- 取り扱い説明書を準備しておく
DIYでの交換は危険
給湯器の交換を業者に依頼すると、作業費用が発せします。そのためDIYが得意な人は自分で給湯器の交換や修理をしてしまいたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、給湯器の交換は専門的な資格や知識が必要です。自分で作業してしまう事で思わぬ事故につながる可能性もあるため、おすすめしません。
こちらの記事で、リスクやおすすめしない理由についてさらに詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
給湯器を長く使うなら点検とメンテナンスは必要です
以上、給湯器の点検とメンテナンスについて紹介しました。
点検とメンテナンスを日々行っておくことで、不具合の早期発見や機器の長持ちに繋がります。普段から実行できることを続けていきましょう。
また法定点検は、給湯器所有者に点検の義務を課されていますので、安全を考慮してメーカーに依頼するようにしましょう。
給湯器直販センターは、電話やLINEにて給湯器に関する悩み、相談を受け付けています。24時間365日対応可能なので、お気軽に問い合わせください。
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