給湯器にはある程度の寿命の目安が設定されています。
しかし、使用方法によっては寿命よりも短い期間で故障してしまう場合もあります。
給湯器は安い買い物ではないため、できるだけ長持ちさせたいですよね。
そこで今回は、給湯器を長持ちさせるための4つの方法を紹介します。
新しい給湯器への交換をご検討中で、できるだけ長持ちさせる方法をお探しの方はぜひご一読ください。
*現在コロナの影響により、給湯器の在庫不足が続いております。給湯器直販センターでは自社の倉庫で常時1,000台以上の給湯器を完備していますので、給湯器交換をお考えの方はぜひご相談ください。
給湯器の寿命はどれぐらい?
給湯器を安全に問題なく使用できる期間の目安は、メーカーや機種を問わず10年とされています。
そのため、ご自宅の給湯器に記載されている製造年月日から10年程度の時期を寿命の目安として考えましょう。
メーカーや機種によって製造年月日の記載場所は異なりますが、基本的には本体の正面の下部などに細かい文字で書かれています。
こちらの記事でも寿命について詳しく解説しています。
給湯器を長持ちさせるための方法
給湯器を、約10年の寿命いっぱいまで長持ちさせて使うための方法は主に4つあります。
いずれも、ご家庭で簡単に始めることができる方法ですので、ぜひ本日から試してみてください。
方法①排気口や吸気口の詰まりを防止する
排気口や吸気口が塞がってしまうと、不完全燃焼を起こしてしまうおそれがあります。
そのため、給湯器にゴミがたまっている場合は定期的に取り除きましょう。
また、排気口や吸気口を塞いでしまわないよう、給湯器の付近にはものを置かないようにする工夫も大切です。
方法②循環アダプターのフィルターを掃除する
追い焚き機能のついている給湯器の場合は、浴槽内に取り付けられている「循環アダプター」の定期的な掃除も給湯器の長持ちのために必要です。
なぜなら、循環アダプターが詰まってしまうとお湯が循環しにくくなり、配管の不具合につながってしまうためです。
循環アダプターは簡単に取り外すことができます。
歯ブラシなどを使って、アダプターに取り付けられているフィルターを掃除して詰まりを予防しましょう。
方法③お湯を使用しないときはレバーを水側に回す
お湯を使用しないときは、水栓レバーを水のほうに回しておくことも給湯器の長持ちのためには大切です。
なぜなら、レバーがお湯側に回っていると、お湯を使用しないときでも、「給湯管」という本来お湯が通るための管に冷たい水が通ってしまうためです。
本来ならばお湯が通る場所に水が通ることで、温度差によって配管が痛みやすくなってしまいます。
また、温度差によって配管の表面に結露ができ、その水分で配管が錆びてしまう可能性も。
配管の痛みを防いで長持ちさせるために、お湯を使わないときは水栓レバーを水側にしておきましょう。
方法④凍結防止の工夫を行う
給湯器本体や配管内で凍結が起きると、配管が膨張して破裂してしまう可能性があります。
そのため、寒い地域にお住いの場合は特に、凍結防止の工夫も大切です。
凍結や破裂を防いで給湯器を長持ちさせるための方法はいくつかあります。
お湯を使用しないときでも給湯器の電源を抜かない
給湯器には、給湯器本体の凍結や追い焚きで循環するお湯の凍結を防ぐ「凍結防止機能」があります。
凍結防止機能は、給湯器本体の電源が入っていなければ動かない機能です。
そのため、お湯を使用しないときでも寒い時期は給湯器の電源を切らないようにしましょう。
寒い時期は少量の水を流しっぱなしにする
前述の凍結防止機能は、水道の配管部分には効果がないことが多いです。
そのため、特に寒い時期は、水道管の中の水の凍結を防ぐために、就寝前に少量の水を流しっぱなしにしておきましょう。
断熱材や配管用ヒーターを取り付ける
本体外部に露出している配管は、断熱材を巻いておくとある程度凍結を防止できます。
また、発熱する素材を配管に巻き付けることで凍結を防ぐ「配管用ヒーター」というものもあります。
寒い地域では、簡単に配管が凍結してしまう可能性があるため、給湯器を長持ちさせるためにはこのような道具を取り付けておくことは大切です。
適切に水抜きを行う
寒い季節に出張や旅行、帰省などで長期間家を留守にする場合は、配管内に残った水が凍結してしまう可能性があります。
そのため、配管内の水を抜く「水抜き」という作業が必要です。
給湯器本体の下部についているバルブを回すと、簡単に水抜きができます。
給湯器が故障したときの症状と対処法
給湯器を長持ちさせるための工夫を行わないと、ある日突然故障してしまう可能性が高くなります。
以下のような症状が見られた場合は故障のおそれがあるため、すぐに使用を中止し業者に連絡しましょう。
給湯器が故障したときの症状の一例
・お湯や水が出なくなる
・給湯器から異音が聞こえる
・異臭がする
給湯器は電気やガスを使っているため、知識のない状態で修理しようとするとより大きなトラブルに発展してしまうおそれがあります。
場合によっては、早期発見・早期対処が長持ちにつながる可能性も。
そのため、少しでも異常がみられたら、まずは給湯器業者に相談しましょう。
古い給湯器の危険性
給湯器は決して安い商品ではないので、長持ちさせることは大切です。しかしあまりにも長い間、古くなった給湯器を使用し続けると様々なリスクがあります。
こちらの記事では、古い給湯器を使用し続けることがなぜ危険なのか、理由とともに起こり得るリスクを詳しく解説します。ぜひご覧ください。
給湯器の寿命は約10年。長持ちさせるためには定期的なメンテナンスを
以上、給湯器を長持ちさせるための方法について解説いたしました。
給湯器の寿命はおおよそ10年とされていますが、使い方によっては10年ももたずに故障してしまう場合もあります。
できるだけ長持ちさせるために必要なのは、掃除や凍結防止のための定期的なメンテナンスです。
また、お湯を使わない場合はレバーを水側に回すというこまめな気遣いも長持ちにつながります。
ぜひ、今日から上記の方法を試してみてください。
また、給湯器直販センターでは最短60分で現場へ到着し給湯器の交換を行っております。
現在お使いの給湯器で、少しでも異常を感じる部分があればお気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、長持ちする給湯器に交換いたします。
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