テレビやエアコン、オーディオ機器などの待機電力はこまめに気にしているけれど、ガス給湯器のスイッチはいつもつけっぱなし、という方は意外と多いのではないでしょうか?
ガス給湯器のリモコンはそこまで電気を消費しなさそうですし、家計にはほとんど影響ないように思えてしまいますよね。
本記事では、気になるガス給湯器の待機電力や電気代、つけっぱなしと都度けしはどちらがお得なのか?という疑問を解決できる内容になっています。
正しい知識を身につけて、日々の電気代をお得にしていきましょう。
ガス給湯器の待機電力とは?
まずは各ご家庭にあるガス給湯器の待機電力の仕組みについてご説明します。
ガス給湯器には電源が必要
ガス給湯器が水を温めるために電気を使用することはご存じでしょうか。
実際に水を温めるのはガスの熱エネルギーですが、ガスに着火するために電気で火花を起こします。
また、温度調整やタイマー、お湯張り機能など、ガス給湯器には電気が欠かせません。
ガス給湯器の待機電力は24時間発生している
すばやくあなたの元に温かいお湯を届けるために、ガス給湯器は常にスタンバイしています。
蛇口をひねってすぐにお湯が出るのは、ガス給湯器が準備しているからです。
そのためコンセントに繋がっている限り、使わないときでも夜寝ているときでも待機電力は発生しています。
ガス給湯器の待機電力はどのくらい?月々の電気代を計算してみた
つづいて、気になるガス給湯器の具体的な待機電力について検証していきます。
ガス給湯器の待機電力は年間およそ1,500~1,800円
待機電力を調査している「省エネルギーセンター」が発表した、ガス給湯器が消費する待機電力を以下にまとめました。
ガス給湯器の待機電力(1年分)
・スイッチがオンのとき→約8キロワット
・スイッチがオフのとき→約6.5キロワット
8キロワットを電気代であらわすと1,800円ほど、6.5キロワットは1,500円ほどとなります。
この金額を見て、あなたはどう感じたでしょうか?
「このくらいなら…つけっぱなしでもいいかな?」と思ったでしょうか。
そう判断する前に、家電別の待機電力の消費量について考えていきましょう。
ガス給湯器の待機電力は全体の4分の1以上を占める
実は、ガス給湯器の待機電力はすべての家電の中でかなり大きく、全体の4分の1以上を占めることがわかっています。
あらゆる家電の中でもっとも待機電力を使うのは、テレビやオーディオなどのいわゆる「映像・音響機器」です。
これは全体の28パーセントほどを占めています。
次に待機電力を消費するのがガス給湯器です。
ガス給湯器が占める割合は27%ほどですので、ほとんどテレビやオーディオ機器などと変わりません。
映像・音響機器といえば、まっさきにコンセントを抜いておくべき省エネの対象です。
しかし、同じくらいガス給湯器が電気代を消費していたことは、実はあまり知られていないのが現状です。
ガス給湯器の電源はつけっぱなしと都度けし結局どちらがお得なのか
それでは、ガス給湯器をお得に使うためには、電源はつけっぱなしと都度けしのどちらがよいのでしょうか?
気になる結論を以下に解説していきます。
ガス給湯器はつけっぱなしより都度けしがお得
結論からいえば、ガス給湯器で節約したいならつけっぱなしより都度けしがお得といえます。
注意していただきたいのが、「都度けし」といってもコンセントを抜くのはNGということです。
抜いてしまいたい気持ちはわかりますが、冬場の凍結や機器の故障に繋がるためあまりおすすめできません。
使わないときはコンセントではなくスイッチをオフにして、すこしでも待機電力を減らしましょう。
スイッチがオンのときとオフのときの待機電力の差は300円ほどですが、小さな積み重ねが節電のコツです。
都度けしすると待機電力以上にお得になる
都度けしのメリットは年間300円ほどの節電効果のほかに、もうひとつあります。
それは「スイッチをオフにすると、うっかりお湯が出ることを防げる」という点です。
ガス給湯器のスイッチが入っていると、水を出した瞬間に機器が作動してしまいます。
顔や食器を洗うときはよいですが、歯磨きや手洗いなど水でもよいときにも給湯器が動いてしまうのはエコとはいえません。
その分ガス代も高くなってしまうことも考えて、こまめにスイッチをオフにしておくことがベストといえるでしょう。
つけっぱなしが危ないケース
給湯器の種類によってはつけっぱなしが危ないケースがあります。
特に使用年数が長いものに関しては要注意です。
こちらの記事ではつけっぱなしが危ないタイプの給湯器について解説しておりますので、是非ご参照ください。
ガス給湯器のスイッチはこまめに消して電気代を節約しよう
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことでガス給湯器の待機電力についてご理解いただけたと思います。
こまめにガス給湯器のスイッチを消す習慣を身につけて、毎月の電気代をすこしでも節約していきましょう。
給湯器直販センターでは、お困りの方がいつでもお問い合わせが可能なよう、24時間365日、いつでも繋がる電話相談窓口を設けております。ガス給湯器でお困りの方は、気軽に給湯器直販センターまでお問い合わせください。
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