普段使っている給湯器から煙が出ているのを目にしたことはありませんか。
もし急にそんな状況に陥ったら焦ってしまいますよね。
実は煙の種類や症状によっては安全なものもあります。
この記事では、実際に給湯器から煙が出てもあわてなくて済むよう、その種類と原因、それぞれの正しい対処法について紹介します。
＊現在コロナの影響により、給湯器の在庫不足が続いております。給湯器直販センターでは自社の倉庫で常時1,000台以上の給湯器を完備していますので、給湯器交換をお考えの方はぜひご相談ください。
給湯器から出る煙の種類
給湯器から出る煙の種類、白色と黒色どちらの色かによって、原因も危険度も大きく違います。
白い場合
白い煙が出ている際に、念頭に置きたいことはそれが「結露からおこる水蒸気」か、もしくは「何かが燃えている煙」かということです。
水蒸気
冬場の寒い時期には、結露による水蒸気が出ることがあります。
外気と給湯器の内部で温度差が大きく違うために、湯気が可視化されて白い煙のように見えるのです。
水蒸気の場合は、何かが燃えているわけではないので特に危険はありません。
何かが燃えている煙
給湯器が止まった後も、煙が出ている場合や、何かのにおいがする際は注意が必要です。このような場合は、機器内部で何かが燃えている可能性があります。
一例として、ゴキブリ等の虫やその卵が燃えていることがあります。なぜなら給湯器の内部は温かく、隙間から虫をひきつけやすいためです。
何かが燃えている場合は、給湯器の機能低下や故障につながる恐れがあります。
そういった可能性が少しでもあると感じた場合は、なるべく早く専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
黒い場合
給湯器から黒い煙が出ている場合は、非常に危険な状態です。
なぜなら、その原因は「不完全燃焼」の可能性が高いためです。
給湯器は水を温める際、ガスに点火して熱を起こしていますが、この時酸素の量が少ないと不完全燃焼という現象がおこります。
不完全燃焼は、人体に有害な一酸化炭素を発生させるため危険です。
一酸化炭素を人が吸い込むと吐き気やめまいなどを引き起こし、意識を失うことや、死につながってしまうことさえもあります。他にも一酸化炭素が原因の火災や爆発事故の例などもあるため、不完全燃焼は早期に対応する必要があります。
給湯器から黒い煙が出ている場合は、すぐにその場から離れ、専門業者に問い合わせをしましょう。
給湯器から煙が出ている際の対処法
では実際に給湯器から煙が出ている時、どのように対処をすればよいのでしょうか。
対処の際に大事なポイントは「煙の色」「におい」の二点です。
専門業者に連絡する際は、この二つのポイントを押さえておきましょう。
業者がその後の対処すべき方法をスムーズにアドバイスできます。
ポイント①煙の色を確認する
上述した煙の色が白色か黒色かを確認しましょう。白色の場合はそこまで状況がひっ迫しているわけではありません。
一方、もし黒色であれば、緊急事態だと認識しましょう。
一酸化炭素が漏れ出している可能性がありますので、呼吸を控えつつ迅速に換気をすることをおすすめします。
ポイント②においを確認する
次ににおいについても確認しましょう。
白い煙だった場合、においがするのであれば何かが燃えている可能性が高いです。緊急の危険ではありませんが、専門業者に連絡することをおすすめします。
また、無臭だったとしても何かが燃えている可能性はあります。給湯器が止まった後にまだ煙が出ている場合は、給湯器に異常が起きている可能性があります。
また、給湯器からガスのにおいがする場合はガス漏れの危険があります。火事や爆発が発生する可能性がありますので十分注意してください。
給湯器の故障
給湯器は日常生活に欠かせないアイテムであることから、いざ故障してしまうととても困ってしまうケースが少なくありません。
給湯器の故障に対しては、主な原因と対処法をある程度知っておくことが重要になると言えるのです。
こちら記事では、給湯器の主な故障原因と対処法を症状別に解説します。
給湯器から煙が出たときはまず落ち着いて確認を
給湯器から煙が出てきた際の原因と確認事項について紹介しました。
給湯器から出るすべてが危険なわけではありませんが、冷静にどんな症状かを見極めることが大切です。
不完全燃焼などの危険性を認識したうえで、安全を第一にした対処を心がけましょう。
給湯器直販センターでは、給湯器等ガス製品の施工実績No.1ですので、給湯器に関する知識に長けたプロが多くおります。お悩み相談窓口がございますので、お気軽にお問い合わせください。
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