給湯器はどのご家庭にもあり、子供から大人までが毎日使用する生活必需品だと言えます。
給湯器の使用方法は複雑なものでは無く、難しいことを考えることなく簡単にお湯が出せる便利な機器だと言えるでしょう。
給湯器の使用方法として、「使用したらその都度電源を落とす」か「つけっぱなしにしておく」かのいずれかで悩んだ経験がある方は、少なくないのではないでしょうか。
いつでも便利に使えるようにつけっぱなしにしておきたいところですが、その際に発生するリスクなどはしっかりと把握しておくことが大切です。
この記事では、給湯器をつけっぱなしにしておく危険性について整理・解説いたします。
給湯器の使用方法について検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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給湯器をつけっぱなしにすると危ない設置タイプ
ここでは、給湯器をつけっぱなしにすると危ない設置タイプについて整理します。
屋外壁掛設置式タイプは?
屋外壁掛けの設置式タイプの場合、給湯器のバリエーションは以下の通り豊富ですが基本的な構造は一緒だと考えて良いでしょう。
屋外壁掛けの設置式タイプのバリエーション
・給湯器専用機やふろ給湯器、房用電熱器など
・壁掛けや据え置き、PS設置タイプなど
このタイプの場合は、つけっぱなしにすることで危険な状況になることはほとんどないと考えられます。
もし給湯器自体に何らかのトラブルが発生していないのであれば、たとえお湯が出しっぱなしになっていたとしても危険が発生する心配は低いでしょう。
給湯器には安全装置がいくつも付いており、異常な使用状態などを感知した段階で自動停止してくれるためです。
ただし、古い給湯器を使用している場合は故障などによって想定外の事態が発生する可能性があります。
特にお湯の出しっぱなしはトラブル原因として多いため、気を付けるようにしましょう。
外出時にはなるべくリモコンの電源だけ落としておくと、より安全だと言えます。
屋内設置式タイプは?
屋内設置式タイプの給湯器に関しても、給湯器が通常通り機能しているのであればつけっぱなしによって事故が発生する可能性は低いと言えます。
しかし古い給湯器を使用している場合は、やはり想定外の事態が発生する可能性もあるため気を付けなくてはなりません。
屋内設置式の場合、通常は排気を外に出しているため問題はないのですが異常が発生して室内にガスなどが溜まってしまうと、屋外設置式よりも危険が発生する確率は高まります。
使わない場合はリモコンの電源を切っておくことが、この場合でも大切なポイントになるでしょう。
バランス釜タイプは?
バランス釜タイプとは、1965年以降に一般家庭に普及した、種火によって点火するタイプの給湯器です。
通常は、浴室の中にバスタブと並べて設置されています。
バランス釜タイプは、つけっぱなしにしておくと種火がずっとついている状態になるため、火災につながる危険性はあるでしょう。
1990年代以降は壁掛け式の給湯器が普及したため現在ではほとんどの家庭で使用されていませんが、もし現在でも使用しているのであれば注意が必要です。
使用しないときは原則電源を切っておく、取扱説明書に則った使用方法を徹底するなど、使用時にはよく注意をしなければならないでしょう。
現在主流のタイプとは異なり構造が古いため、より注意をして扱わなくてはなりません。
給湯器をつけっぱなしにすることで起こりえる事態
ここでは、給湯器をつけっぱなしにしておくことで発生する可能性がある事態を3つに整理して解説します。
光熱費が余分にかかる
給湯器をつけっぱなしにしておくことで、光熱費が余計にかかってしまうことが考えられます。
現在の壁掛け給湯器は水の流れを感知して種火をつけるため、つけっぱなしにしておいてもガス代はかかりません。
しかしつけっぱなしにしておくと必要がないときにうっかりお湯を出してしまい、余計なガス代がかかってしまうことは考えられるでしょう。
蛇口をひねった際に意図せずお湯を出してしまった経験がある方は、少なくないのではないでしょうか。
また、給湯器をつけっぱなしにした場合は待機電力が発生するため、余計な電気代がかかることも事実です。
電気代については都度切る場合とつけっぱなしにする場合とで年間数百円程度の違いになるため、家計を考えたら切った方が合理的ではあると言えます。
ただし給湯器には冬場に凍結を防ぐための凍結防止機能が搭載されているため、電源を切る場合でもコンセントだけは抜かないようにしましょう。
コンセントまで抜いてしまうと、凍結のリスクが高まってしまいます。
つけっぱなしと都度消しでこのような差が生まれる理由についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
給湯器の寿命が短くなる可能性はある
給湯器はあくまでも消耗品であり、正しい使用方法をとっていたとしてもいずれ交換しなければならなくなります。
なるべく給湯器の状態を良いままで保つには使用頻度を下げることがベストであり、電源もオフにしておくことが望ましいでしょう。
そのため、なるべく給湯器を長持ちさせたいのであればつけっぱなしにはせず、使用した後に都度電源を切る習慣をつけておくことが理想です。
意図せず燃焼動作に入る可能性も
給湯器をつけっぱなしにしておくことで、意図していないタイミングで燃焼が始まってしまう可能性もあります。
給湯器は、電源が入っている状態で水流を感知することで、燃焼動作を始める構造になっています。
そのため逆に考えると、電源が切れていれば燃焼はスタートしません。
例えば、外出中に配管が破裂したりペットが勝手に蛇口を開けてしまったりした場合などでは、予想外のタイミングで給湯器が燃焼動作を始めてしまうでしょう。
また、子供がイタズラで勝手に蛇口を開けてしまうケースも、全くないとは言い切れません。
このことで事故につながる可能性は非常に低くはありますが、完全に安全なわけでなないうえにガス料金が余計にかかってしまいます。
火傷のリスクが高まる
バランス釜タイプの場合、電源をつけっぱなしにしておくとお湯が高温になって火傷リスクが高まります。
入浴前には水温を確認し、安全であることを確認してから入浴するようにしましょう。
古い給湯器は事故の可能性も
基本的に給湯器には安全装置が付いているため事故が発生しにくいのはこれまで解説した通りですが、古い給湯器を利用している場合はこの限りではありません。
部品や安全装置の劣化などにより、正常なブレーキがかからない可能性が考えられるためです。
自分で給湯器をコントロールできない外出時などにトラブルが発生してしまうと、火事につながる危険性も充分に考えられるでしょう。
定期的なメンテナンスをすることは大前提ですが、たとえしっかりとメンテナンスしていたとしても、古くなってきた場合には電源を切る習慣をつけた方が無難でしょう。
給湯器のつけっぱなしが危ないケースも少なからずあります
今回は、給湯器をつけっぱなしにしておく危険性について解説してきました。
ご自宅の給湯器をつけっぱなしにしておくか否か、検討する良い材料となりましたでしょうか?
正常に動く給湯器であれば危険につながることはほとんど考えられませんが、中には事故につながるケースもあるため気を付けた方が良いでしょう。
給湯器直販センターでは、給湯器のトラブルに関して無料相談を実施しています。電話はもちろんLINEでもご相談いただけますので、給湯器のトラブルでお困りの方や心配な点がある方は、ぜひともお気軽にお問い合わせください。
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