無料相談・お見積り

0120-126-309

営業時間

24時間365日いつでも受付

ガス給湯器は、ガスを使ってお湯を沸かすという性質上、まれに危険なトラブルを引き起こしてしまう場合があります。
「一酸化炭素中毒」は、ガス給湯器の不具合によって引き起こされる可能性のあるトラブルの1つです。

そこで今回は、ガス給湯器の使用によって起こる一酸化炭素中毒とはどのようなものなのか、事故の例や対策方法とともに解説します。
ご自宅でガス給湯器を使用されている方はご一読ください。

*現在コロナの影響により、各メーカーにて給湯器の在庫不足が続いております。給湯器直販センターでは自社の倉庫で常時1,000台以上の給湯器を完備していますので、給湯器交換をお考えの方はぜひご相談ください。

給湯器交換は給湯器直販センターまで

一酸化炭素中毒とは

ガス給湯器の使用によって引き起こされる可能性のある「一酸化炭素中毒」とは、一酸化炭素の含まれた空気を吸った場合に起こる危険な症状のことです。

症状の重さは吸い込んだ一酸化炭素の量によって異なります。
吸い込んだ量が空気中の0.02~0.04%程度の少量であれば、1~3時間以内に軽い頭痛がある程度の症状です。
しかし、0.1%近くになると短時間で頭痛やめまい、吐き気をもよおし、2時間程度で失神する場合も。
0.3%以上となると、30分以内に死亡してしまうほどの重い症状になります。

参照:一般社団法人 日本ガス石油機器工業会

一酸化炭素は人体にとってこれだけ危険な存在であるにもかかわらず、無色・無臭のため、たとえ空気中に漏れ出ていたとしてもなかなか気づくことができません。
そのため、異常に気づいたときには既に重症化しているということもあり得ます。

給湯器による一酸化炭素中毒事故の事例

ここからは、実際に起きた給湯器による一酸化炭素中毒の事故の例を紹介します。

事例①飲食店で1名が死亡

2006年に飲食店で起きた事故では、換気設備が動いていない状態で設備不良の給湯器を使っていたところ、給湯器が不完全燃焼を起こしました。
結果、一酸化炭素中毒によって店内にいた1名が死亡してしまいました。

参照:厚生労働省

事例②雑居ビルで2名が軽症

2019年に雑居ビルの美容室で起きた事故では、給排気筒がつぶれた状態で給湯器を利用していたことにより、適切に排気ガスを排出できない状況になっていました。
結果、従業員2名が店内に流れ込んだ排気ガスを吸い込んで軽症を負いました。

参照:経済産業省

事例③一般集合住宅の一室で1名が死亡

2020年に大阪府の集合住宅で起きた事故では、給湯器の不完全燃焼により1名が死亡してしまいました。
詳しい原因は調査中ですが、当時利用されていた給湯器は1988年製のものであることが公表されています。
このことから、給湯器の経年劣化によって不完全燃焼が起きてしまったことが考えられます。

参照:経済産業省

給湯器による一酸化炭素中毒を起こさないための対策方法

ガス給湯器の使用によって、危険な一酸化炭素中毒が引き起こされる最も大きな原因は、給湯器の「不完全燃焼」という現象です。

給湯器の不完全燃焼とは、吸気口の近くに置いた物や吸気口に詰まったゴミが原因で、適切な酸素を給湯器側で取り込めなくなることによって起きる現象です。
通常、給湯器で利用するガスは、適切な量の酸素を取り込んだうえで燃やすと、人体に影響のない二酸化炭素や水蒸気を出します。
しかし、十分な酸素を取り込めずに燃やすと、一酸化炭素が発生します。これが不完全燃焼です。

つまり、給湯器による一酸化炭素中毒を予防することは、すなわち不完全燃焼が起きないように対策するということです。

ここからは、給湯器の不完全燃焼による一酸化炭素中毒を起こさないようにするための対策方法を紹介します。

対策①屋内設置型の給湯器を使う場合は換気を行う

ガスの燃焼には十分な酸素が必要になるため、適切に換気が行えないと、室内で不完全燃焼を起こして一酸化炭素が充満してしまうおそれがあります。
屋内設置型のガス給湯器を使うときは、必ず換気扇を回すか、窓をあけて換気を行いましょう。

上記で紹介した事例でも、換気を行っていなかったことが一因となり死亡事故を引き起こしてしまっています。

対策②給気口や排気口をふさがないように注意する

給湯器の給気口や排気口は、ゴミがたまって奥まで入り込みやすい構造になっています。
たまったゴミによって給気口がふさがれると、十分な酸素を取り込めずに不完全燃焼が起きる場合があります。
排気口がふさがれると、ガスが適切に排出されず部屋の中に逆流してしまうという危険性も。
給気口や排気口にゴミがたまっていないかどうかを定期的にチェックして、きれいに掃除することを心がけましょう。

また、給湯器の付近にものを置いている場合も注意が必要です。
詰まったゴミと同様に、付近に置かれたものによって給気口や排気口がふさがれることが考えられます。
給湯器のまわりには何もものを置かないようにしましょう。

対策③10年以上使用している機器には注意する

給湯器は長年利用し続けると、経年劣化によって不具合が出てきます。
内部の部品の劣化などによって正常な動作ができず、不完全燃焼を引き起こすことがあります。
そのため、古い給湯器を使い続けている場合も注意が必要です。

給湯器を問題なく利用できる期間の目安は、給湯器メーカー各社によって10年と定められています。
この10年という期間を目安に、給湯器に不具合がないかどうかを点検する「法定点検」という作業を実施することが国で推奨されています。
法定点検は専門の業者に作業を依頼し、おおよそ1万円ほどの費用がかかります。
実施しない場合でも特に罰則はありませんが、法定点検を行わずに古い給湯器を使い続けると、不完全燃焼などの大きなトラブルにつながる可能性があります。
そのため、10年以上利用を続けている古い給湯器は、できるだけ早く業者に点検してもらいましょう。

また、設置から10年経っていない場合でも、何かしら不具合がみられるようであれば、業者に相談の上新しい給湯器への交換も検討しましょう。
比較的最近の給湯器では、不完全燃焼防止機能がついているものも多くあります。

対策④ガス警報機を取り付ける

一酸化炭素が発生した際に、音声で危険を知らせるガス警報器があります。

前述の通り、一酸化炭素は色も臭いもないため、漏れ出ていてもなかなか気づくことができません。
しかし、この警報器を取り付けておけば、万が一不完全燃焼が起きた場合でも、早い段階で気づいて、大量の一酸化炭素を吸い込んでしまう前に適切な行動をとることが望めます。

給湯器の不完全燃焼によって、人体にとって危険な一酸化炭素中毒が起こります

以上、ガス給湯器の利用によって起こる可能性のある「一酸化炭素中毒」について解説しました。

一酸化炭素中毒とは、一酸化炭素の含まれた空気を吸い込むことによって、頭痛やめまいなどを引き起こして、最悪の場合は死に至る場合もある危険な中毒症状のことです。
一酸化炭素は、ガス給湯器で適切な酸素が取り込めないままガスを燃焼させてしまう「不完全燃焼」という現象によって発生することがあります。

一酸化炭素中毒を起こさないためには、給湯器の不完全燃焼が起きないようにするための対策を行うことが大切です。
特に、設置から10年以上経つ古い給湯器では、機器の経年劣化が原因で不完全燃焼が起こりやすいという危険性があります。
そのため、古い給湯器をお使いの場合は新しい給湯器に交換することも視野に入れましょう。

給湯器直販センターでは、給湯器の交換に年中無休で対応可能です。
工事後は、何かあった際の出張点検費用を永年無料で保証させていただきますので、安心してお使いいただけます。
古い給湯器の交換をご検討中の方はぜひお問い合わせください。

給湯器の即日交換なら給湯器直販センター

 

よくある質問一覧

リモコンに表示されている111という番号(エラーコード)はどういう意味ですか?

リモコンに表示されている140という番号(エラーコード)はどういう意味ですか?

リモコンに表示されている651という番号(エラーコード)はどういう意味ですか?

関連記事