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ガス給湯器の使用中に起こりやすいトラブルのひとつが、不完全燃焼です。
不完全燃焼は最悪の場合、命を奪う可能性もある危険なトラブルのため、原因を把握したうえで適切な対策を心がける必要があります。

そこでこちらの記事では、給湯器の不完全燃焼とはどのような現象なのか、原因や見分け方などを交えて解説していきます。
ガス給湯器をお使いの方はぜひ最後までご覧ください。

給湯器の不完全燃焼とは

不完全燃焼とは、給湯器でガスを燃やす際に適切な酸素を取り込めないことによって、人体にとって有害な一酸化炭素が出てしまう現象のことです。

ガス給湯器でお湯を沸かすには、ガスを燃やしたエネルギーを使って水を温める必要があります。
このとき、ガスを燃やすためにはたくさんの酸素が必要です。
しかし、ここで取り込む酸素の量が少ないと、きちんとガスを燃やすことができずに不完全燃焼という状態になります。

また、ガスを燃やしたあとに生じた「排ガス」がきちんと排出されず、給湯器の中にたまってしまうことでも酸素不足になり、不完全燃焼が起きることがあります。

不完全燃焼が起きた場合には、人体にとって危険性の高い一酸化炭素が出てしまいます。
一酸化炭素を吸い込むと、頭痛やめまいなどの症状が起き、吸い込んだ量が多いと最悪の場合は死に至る危険性もあります。
この状態を「一酸化炭素中毒」といいます。

不完全燃焼の原因

給湯器の不完全燃焼につながってしまう5つの原因を解説します。

原因①給湯器の経年劣化

古い給湯器が経年劣化を起こしているにもかかわらず使用を続けると、内部の部品が正常に動かないことで不完全燃焼を起こすことがあります。

ガス給湯器の寿命の目安は、設置してから10年と各メーカーによって定められています。
そのため、10年以上同じ機器を使っている場合は、気づかないうちに経年劣化が進んでいる可能性があります。
古い給湯器をご使用されている方は、できるだけ早く新しい機器に交換しましょう。

給湯器の寿命について

給湯器の寿命についてはこちらをご覧ください。

原因②給湯器の水漏れを放置していた

給湯器の水漏れは、小さなものであればあまり支障はないように見えるため放置してしまいがちです。
しかし、水漏れの放置も注意が必要です。

漏れた水が内部の「バーナー」という部分にたまってしまうと、ガスを燃やすために必要な酸素を適切に取り込むことが難しくなります。
結果、不完全燃焼が起きてしまうというわけです。

水漏れに気づいたら、すぐに業者に修理を依頼しましょう。

原因③給湯器の近くに置いたものが邪魔になっている

ものを置いて給気口がふさがれてしまうことで、適切な酸素を取り込めなくなってしまいます。
また、排気口がふさがれている場合も同様に危険です。なぜなら、ものが邪魔になって排ガスがきちんと排出されないことで不完全燃焼につながる可能性もあるためです。

原因④家の増改築

給湯器を設置した後に、家を増改築するときは注意が必要です。
新しく追加した塀や屋根が邪魔になって、給気口や排気口をふさいでしまうおそれがあります。
家の増改築をする際には、給湯器の場所に注意して計画を立ててください。

原因⑤給気口・排気口がゴミや植物でふさがれている

給湯器のまわりにものがなくとも、給気口や排気口にゴミなどが詰まっていると不完全燃焼を起こしてしまいます。
給気口や排気口はゴミがたまりやすいため、定期的にチェックして、掃除するように心がけましょう。

給湯器が不完全燃焼を起こしているときの症状

上記で紹介した原因にどれだけ気を付けていても、何らかのトラブルで不完全燃焼が起きてしまう可能性もゼロではありません。
そのようなときも、普段と違う症状にすぐに気付くことができれば、早めに行動を起こして最悪の自体を回避できます。

お使いの給湯器で、以下のような症状がみられた際は不完全燃焼の可能性があります。

給湯器が不完全燃焼を起こしているときの症状

  • 黒い煙が出ている
  • お湯の温度が安定しない
  • 異臭がする
  • ガスが目にしみる
  • 使用中にときどき火が消える

給湯器が不完全燃焼を起こしている際のNG行動

不完全燃焼が起きている可能性が高いときのNG行動は、給湯器の再点火を行ってしまうことです。
十分な酸素が取り込めずに途中で火が消えた場合などは、焦って再点火をしてしまいがちです。
しかし、この状態で給湯器を再び利用しようとすると、不完全燃焼が続くためとても危険です。

ただちに給湯器の利用を中止して、業者に連絡をしましょう。

給湯器の不完全燃焼を未然に防ぐ安全装置の種類

基本的に、給湯器には、不完全燃焼を防止するための安全装置がいくつか搭載されています。

安全装置の種類

  • 立ち消え安全装置
  • 空焚き防止装置
  • 凍結防止装置
  • 過電流防止装置
  • 停電時安全装置
  • ファン回転検出装置
  • 沸騰防止装置
  • 不完全燃焼防止装置(瞬間湯沸かし器に搭載)

上記のようなさまざまな装置のおかげで、ガス給湯器を安全に使うことができます。

ただし、古い機器には安全装置がついていない場合もあります。
説明書を見ても上記で紹介した装置が見当たらない場合は、新しい機器への交換も検討しましょう。

給湯器の安全装置が作動した場合の対処法

給湯器の安全装置については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

安全装置が作動した場合の対象法についても紹介していますので、ぜひご覧ください。

給湯器の不完全燃焼とは、ガス燃焼時に必要な酸素を取り込めないことによって起こる現象

いかがでしたか?
給湯器の不完全燃焼とはどのような現象なのか、具体的にどういった危険性があるのかなどを解説いたしました。

ガス給湯器でお湯を沸かすときにはガスを燃やす必要があります。
このときに、給気口がふさがれているなどの理由で適切な量の酸素を取り込めなくなることできちんとガスを燃やせなくなる現象が「不完全燃焼」です。
不完全燃焼が起こると、人体にとって有害な一酸化炭素が排出されてしまいます。
古い給湯器は特に不完全燃焼が起こりやすく、安全装置がついていない場合もあるため、安全に使うには早めの交換が必要です。

現在お使いの給湯器が古く、交換したいとお考えの方は給湯器直販センターまでご相談ください。
24時間365日対応で給湯器の交換工事をいたします。

給湯器の即日交換なら給湯器直販センター

 

よくある質問一覧

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